プロジェクト保津川

第19回定例清掃会が行われました

2009/06/14

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本日(14日)朝、気持ちの良い青空のもと第19回目となる定例清掃会が開催されました。今回の定例清掃会は、地元の大井町自治会のみなさんの協力をいただき、初めて宇津根橋周辺で実施されました。

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今回の定例清掃会では、保津峡のラフティング・スクールを運営されている(株)ビックスマイルのみなさんの協力により、ラフティングボート3艇による漂着ゴミの回収が行われました。この場所は河岸に竹藪があり、その竹にたくさんの袋などが絡まっています。水深もあり、歩いては近付けない場所での清掃、ボートが大活躍です!

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ボートチームは2艇に分かれて出発です。各艇にインストラクターのみなさんがついて、ボートの漕ぎ方を教わりながらの清掃活動となりました。写真を撮ってる私は河原からお見送りですが、楽しそうですね!

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一方、陸地を清掃するチームは茂みの中で不法投棄物を集めて回ります。

今回はビックスマイルに交流ということで来られているネパール人のインストラクターのみなさんが7人参加してくださっていました。保津川のことや、私たちプロジェクト保津川のことをいろいろお話しながらの清掃活動、海外勤務の経験もあるプロジェクト保津川の坂本代表の名通訳で大いに盛り上がります!

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ご覧ください、この透明な水を!

この場所は、伏流水が涌水として川底から豊富に湧き出しています。本当に、水がキラキラと輝いている、そんな表現がぴったりの水です。「川というのは、変にいじらなければこんな浄化能力がそなわっているんですよ」とは、魚類生態学が専門の大西副代表のお話。ちなみに冬に実施した環境教室の際に寒バヤ漁の予行演習を行なったのもこの場所、夏は冷たく冬は暖かい湧水が湧きだすこの場所は、魚たちにとっては格好の越冬場所になっているのです。

水がこんこんと湧き出している場所を見つけたので手をつけてみると、冷たくて気持ちいい!飲んでみましたがなんともいえず美味しい水でした。

この保津川の伏流水、全国の「おいしい水」にも選ばれるほどの上質の水道水源として亀岡では使われているのです。少し前になりますが、昭和60年(1985)に当時の厚生省の「おいしい水研究会」が人口5万人以上の全国414市の水道水を調査した結果、京都府と滋賀県では、亀岡の水だけがおいしいと評価されました。亀岡の水道水の水源のほとんどは保津川の伏流水で、汲み上げられた水は濁りや臭気がほとんど無く、浄水場で最低限必要な塩素滅菌を行うだけで供給されています。つまり、亀岡の水道水がおいしいのは、広大な丹波山地に降りそそいだ雨を集めた保津川の水が、あらに地下水となってろ過されているからなんですね。

そんな話をネパール人のみなさんにお話しすると、山の中ならともかく、たくさんの人が住んでいるすぐそばにもこんな綺麗な川がある、ということに大変感心されていました。

ネパールの首都のカトマンズでは、急激な人口増加に伴って、家庭からの生活排水などによる川の汚濁が深刻化しているそうです。でも、毎年、川の「クリーン・フェスティバル」というのがあって、みんなで川の掃除もするんですよ、ともおっしゃっていました。

まだまだ使える、1回使っただけのバーベキューの網を見つけたときには「なんでこんなものを捨てるんだ?!」と驚かれてもいました。いつものこととはいえ、豊かさって何なんだろう、と思います。

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ボートチームもたくさんのゴミを回収中。ただ、初めてボートに乗る人ばかりで「ゴミを見つけても拾えない!」と楽しく悪戦苦闘でした。すると、緊急事態発生です!

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ボートから降りて、竹藪に引っ掛かっているゴミを拾っていたら・・・。

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急に川が深くなり、「足がつなか~い!」と、SOS。そう、この辺りは流れが複雑で、急に深くなっていたのでした。

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急いでボートで救助。「襟の所を持って、引き上げてください」という、インストラクターの方の適切な指示で、無事救出。救命胴衣はちゃんと着けておくものですね。清掃活動に夢中になっていると、ついつい足元を見るのがおろそかになってしまうこともよくあります。大きな事故にならず、ただの笑い話で済んで、ほっと一息です。

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陸地チームは、水中に沈んでいる大きなシートを発見、みんなで引っ張り上げます。

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しかし、シートの端が砂の中に埋もれていてなかなか引き抜けません。みんなで力を合わせて引っ張ります。なんだかよく分からないネパール語の掛け声と歌での作業、いつも楽しい清掃活動ですが、今回は陽気な彼らのおかげで、ますます楽しい?清掃会になりました。

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1時間ほどで清掃会は終了、受付場所に戻って、今が旬のビワや山桜桃(ゆすらうめ)、そしてスタッフ手作りの「きなこだんご」が振る舞われました。ビワもゆすらうめも、ある家の庭で獲れたもの、完全有機栽培?(というよりもほったらかし)の美味しいものでした。が、きなこだんごも含めて、今回も写真を撮り損ねて(そして食べ損ねて)しまいました。

振る舞いを味わいながら、亀岡野鳥の会の方による野鳥の話をお聞きしました。たとえばこの時期、亀岡では夜になると「ホッ、ホッ」という鳴き声がどこからともなく聞こえてきます。この声は「アオバズク」というフクロウの一種で、この時期に東南アジアから渡ってくるそうです。「青葉」の頃にやってくるから「アオバズク」。私は今まで、青っぽい羽をしているもんだとばかり思っていました。広い葦原が残るこのエリアは野鳥の楽園でもあります。そんな環境をいつまでも残してほしいですね、と参加者のみなさんとお話していました。

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今回お世話になったビックスマイルのみなさん。とっても陽気なみなさんでした。朝早くからありがとうございました!

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最後に参加者みんなで記念写真。今回は32名の参加、初参加という方も多く、そしてちょっとした国際交流にもなった定例清掃会でした。

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今日の成果です。土嚢袋33袋、その他ブリキ板やタイヤ、塩ビパイプ、スピーカーなど大物も多数でした。

保津川下りの船頭さんチームは、今日は早朝より仕事が忙しく、残念ながら参加いただくことはできませんでしたが、実は事前の準備や、ゴミの一時保管などで大変お世話になりました。また、回覧板での案内の配布には大井町自治会のほか、篠町自治会のみなさんにもお世話になりました。改めて感謝申し上げます。

さて、来月の定例清掃会は7月12日(日)に、山本浜で開催いたします。みなさんも「保津川で、楽しく、ちょっとイイコト」してみませんか?ぜひ、お越しください!

(H)

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