プロジェクト保津川

保津川クリーン作戦が行われました!

2013/03/20

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3月16日(土)、亀岡市環境政策課主催の「保津川クリーン作戦」が行われました。私たちプロジェクト保津川のメンバーも、保津川下りの船頭さんともどもスタッフとして参加しました。この保津川クリーン作戦、2月23日(土)に予定されていたのですが、雨による増水のために延期となっていました。当日は、気持ち良い青空のもと、にぎやかに行われました。さて、そのレポートです!

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今回は、市の広報誌やプロジェクト保津川の会員のみなさまへのご案内のほか、Facebookでも積極的に広報した結果、たくさんの方にご応募いただき、総勢62名の大清掃部隊となりました。一行は3艘(+ごみ回収船1艘)に分かれて乗船場を出発。

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初めて保津川下りに乗る、と言う方もたくさんいらして、ごみのお話だけじゃなく、船頭さんから400年以上続く保津川の舟運のお話なんかも伺いながらの楽しい船旅です。

写真に写っているのは、保津川に唯一残る沈下橋「保津小橋」です。京都府には、ほかに南部の木津川にいくつか残っているだけの、貴重な橋です。暴れ川ならではの、洪水時には沈んでしまう橋、保津川らしい風景のひとつですね。

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さて、最初の清掃ポイントは、保津川が大きく蛇行する「大高瀬」の手前で上陸です。

ところでこの場所、水中にたくさんの岩が隠れているのですが、20人以上の人が乗った船で、それをたくみに避けながらの接岸は本当に見事な職人技です。保津川下りの舟は、全長12m、大型バスほどあります。それを3人の船頭さんが息を合わせて操船されるのですが、普段の川下り以上に感心しますよ!

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直角に川が曲がる、その外側にはたくさんのごみが流れ着いています。つい先日、船頭さんたちが清掃して下さったのですが、その直後の雨でふたたびたくさんのごみが・・・。

しかも、上にある道路からの不法投棄もあったりするのですが、とげの鋭いイバラをかきわけながらの掃除は結構大変。私も汗だくになりました。でも、この清々しい風景を堪能できるのは、お掃除の特権ですね!

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大きな岩の影に、沢山のペットボトルや発泡スチロールが流れ着いて溜まっていました。実はけっこう危険な場所なのですが、それをものともせず若い船頭さんが体を屈めて拾いにいってくださいました。ちなみにこのすぐ隣は写真には写っていないのですが、激流と巨岩なんですよ!

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こんな大きなごみも。工事現場で排水に使われるコルゲートチューブです。いったいどこから流れてきたのでしょう。でも、結構見つかるんですよね、これ。足元の悪い岩場の上を、この大きなチューブを担いで歩くのは、かなり大変です。せめて自然に変える素材を、河川工事の現場では使っていただけないものでしょうか。もしくは絶対に流れ出さないように工夫していただくとか。

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さて、2カ所目は保津峡随一の難所、「獅子ヶ口」です。ここもまた、大きく川がカーブしている場所で、いつも大量のごみが流れ着く場所です。数百メートル離れた「殿の漁場」に舟をとめ、みんなで歩いて現場まで。

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船頭さんたちの2月末の清掃活動で、ここもきれいにしていただいてたのですが、わずか数週間でこのありさまです。ペットボトルに発泡スチロール、そして最近は子供用のボールもよく目につきます。川に落ちたら、取りにいけないような構造になってしまっていることも一因でしょうか。

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かわいらしい花も咲いています。

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おや、どこかで見た覚えのあるモノが!海ごみサミットに先立って、昨年の6月に放流調査をおこなった木製のフロートです。2000個放流したのですが、今回は5枚を見つけることができましたよ!

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ちびっ子たちも頑張ってくれました。岩場をひょいひょいと渡っていく姿は、頼もしくすらあります。最近では、亀岡の小学校でも海や川のごみの授業をしてくださっていたり、少しずつですがしっかりと、亀岡の子供たちの中にも、海や川のごみ問題が浸透してきているのかな、とも思います。

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ただ、残念なことに、舟が近付けない場所には、まだまだこんな感じでたくさんのレジ袋や肥料袋、マルチシートといったごみが引っかかっています。まるで、七夕の短冊のようです。増水した時に、川岸の木々に引っかかるのですが、これがちょうど舟のお客さんの視線の高さなんですよね・・・。

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さて、トロッコ保津峡駅の下で接岸して、お待ちかねのランチタイムです!

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駅と対岸の道路を結ぶ吊り橋の上で、谷間を渡る気持ちいい風を受けながらのお昼ご飯、最高の気分です!ちょうどトロッコ列車もやってきて、みんなで手を振ったり、と楽しいひとときです。

いつもなら、ただ下るだけの川下り。今日は特別なお楽しみもいっぱいです!

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さて、最後は「奥の段」に下りて、最後のごみ広いです。まるでプライベートビーチのような、しずかな絶景ポイントでもあるんですよ!

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こんな場所でもごみ。拾い笹の藪にからまったシート類を一つ一つ丁寧に取り除いてくださっています。

あとで船頭さんから、

「船頭だけで掃除するとお客様から見えない場所のゴミには目をつむりがちになりますが、今日の参加者の皆さんは隅々までくまなく掃除して下さっていたので頭が下がる思いです!」

と、お礼のメッセージをいただきました。

でも船頭さんたちこそ、普段、私たちでは絶対に行けないような危険な場所も顧みず作業に当たって下さっています。ですから、こうしていろいろな形で清掃活動をすることが大事なんだろうなぁ、と思います。

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比較的きれいな場所、なんですが、それでもやっぱり探せばごみはいろいろあるものです。大きなタイヤも見つかったり。ごみとの戦いはまだまだ続く、ということを実感する場所でもあります。

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ここで記念撮影です!実は、写真を撮り終わったあとに、トロッコ列車がやってきたのですが、それは言わないことにしておきましょう(笑)でもほんと、きれいな場所でしょ!

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操船体験、そして売店船もやってきて、嵐山まではあと少し。春の観光シーズンを前に、少しは綺麗に出来たでしょうか(といはいえ、この2日後にはまた大雨が降ったので、少し心配ではあるのですが)

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嵐山に到着です。最後に、保津川遊船の森田エコグリーン委員長から、参加者のみなさんに感謝の言葉が伝えられて、保津川クリーン作戦も終了しました。みなさん、お疲れ様でした!

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その後、スタッフでごみをリレーしながらトラックに積み込みました。今回集めたゴミは、20Lの土嚢袋に149袋と粗大ごみがいろいろ。2tトラック満載という量でした。

手際よく綺麗に積み込んでいかれる環境事業公社のみなさんの技にも感動でしたが、それにしても(船頭さんたちの清掃活動の直後なのに)このごみの量。保津峡全体ではいったいどれくらいのごみがあるのだろう、と恐ろしくすらなりますね。

最後になりましたが、ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。保津峡での船に乗ってのクリーン作戦、次は秋ごろに予定していますので、どうぞお楽しみに!

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