プロジェクト保津川

亀岡市篠町自治会のみなさんと河川巡視を行いました!

2009/12/15

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日曜日は定例清掃会のあと、保津川ゴミマップの開発にご協力いただいている亀岡市篠町自治会のみなさんと一緒に、モデル地区として調査をお願いしている保津川の支流、西川と赤川の様子を確認しに行ってきました。

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今回の現場確認は、川のゴミの様子を確認するのはもちろん、調査手法についてもより分かりやすいものに改善していくための、一緒に現場を見ながらのヒアリングという目的もありました。集合場所に集まったあと、さっそく現場の視察です。

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今回視察対象に選んだのは、亀岡市内の保津川の支流のなかでも、もっともゴミが多く、水質も悪いといわれている西川です。ゴミマップを使った調査でも、ゴミの量が特に多いと思われる国道9号線西川橋から上流を重点的に調査しました。

上の写真は、大雨の時に流れてきた畑の「マルチシート」。雑草が生えるのを防ぎ、除草の手間が省けることや、保温にも役立つことから広く使われていますが、問題はその使った後。適当に畔に置いておかれると、強い風や大雨で流されてきます。このように長いものは景観を損ねますし、シートに覆われた下は光や酸素がさえぎられ、ヘドロ化が進んでしまいます。また、下流へと流されていくうちに、どんどん破片化してしまい、もはや回収不能になってしまいます。

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このあたりはスーパーがあり、路上駐車も多いところ。ゴミがたくさんポイ捨てされていて、それが木に引っ掛かっています。

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土手の上をみなさんと一緒に上流へと歩いていきます。途中、貸農園として家庭菜園が開かれている場所は、畑で使った肥料袋や農薬、ヒモの切れ端なんかが土手に捨てられ、それが川に落ちています。畑の中はとってもきれいにしているのに、川はごみ箱。自分で作った野菜は「安全」で「安心」なのかもしれませんが、これではあまりに自分勝手ですよね。

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このあたりは私が子供のころは毎日のように魚採りをして遊んでいたところ。そのころ、工事が入ってごらんのようなコンクリート張りの護岸になってしまいました。工事が行われていた時、たくさんの魚が傷ついて死んでしまっていたのを鮮明に覚えています。子供心に「なんちゅうことすんねん!」と悲しくなりました。その後、どんどん魚は姿を消し、いまや1匹の魚の姿も見えません。それでも、この辺りは今でも夏になると蛍がたくさん飛んでいるんですよ。まだ今なら間に合います、なんとか自然を取り戻す方法をみんなで考えたいなあ、と話しながら歩いていました。

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ここにはたくさんの土が詰められた肥料袋が川底に落ちていました。田んぼに水を引くために水止めとして使われていたのがそのまま放置され、流れてきたようです。そしてまた水が異様に濁っています。

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汚水はいったいどこから流れてきているのか、皆さんと一緒に元をたどってみたり。

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「美しい川 私たちの宝」と書かれた看板が朽ち果てようとしていますが、川もまた死にかけようとしています。「あぶない」と書かれた小学校のPTAの看板。こんなコンクリート張りの川では確かに危険です。危ないから近寄るな、ではなく、危なくないように遊べる、そういう川を作ってほしいものです。

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帰り際、西川にそそぐ宮ノ谷川も見てほしい、とおっしゃっていただいたのでみんなで立ち寄りました。するとそこにはびっくりするほどのゴミがたまっていました。生い茂る草がいわばフィルターのようになってゴミをせき止めていたのです。でもここの水は透明な、本当にきれいな水が流れているんですよ。

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そのすぐ下流にかかる橋の下には、ここ最近、やたらとビールの空き缶がポイ捨てされるようになった、ということでした。下をのぞくと、真新しい缶が5~6本捨てられています。こういうことも、定期的な調査をおこなうからわかってくることです。

今後は、マップの改善点を洗い出すとともに、どうすれば地域を挙げた取り組みを進めることができるのか、一緒に考えていこう、ということになりました。みんなが一緒に使える「道具」があることで、地域にある問題を他人事ではなく自分たちの問題として考えられるようになる、そんな役割をゴミマップが果たしてくれているのかな、と思いました。

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