プロジェクト保津川

西川の清掃活動が行われました!

2011/07/26

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一昨日24日(日)、自然再生工事が進む篠町の西川で、自治会主催のクリーン作戦が行われ、プロジェクト保津川のスタッフも参加しました。早朝7時より、付近の住民や企業のみなさんに加え、亀岡電子や保津川下りの船頭さんたちも参加しての清掃活動、さて、そのようすは??

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集合場所に到着すると、先に来られていたみなさんが川を覗いておられます。何がいるのかな、と思ったらカルガモ一家が2家族。小さかった雛も大きくなったね~、とみんな目を細めてご覧になっていました。さすがに大勢の人が集まってくると恥ずかしかったのか、途中でどこかに飛んでいきましたが、ゴミも水質も亀岡一汚い、と言われてきた西川に、少しずつでもこうして生き物の姿が戻ってくるのは嬉しいものですね!

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今回は住民のみなさんは堤防上の草刈りを中心に行われました。というのは、この西川、昭和40~50年代に進められた改修工事でいわゆるコンクリート2面張りの川になってしまい、川の中に降りるのは少々危険です。

そんなわけで、危ないところは任せてちょうだい!と、船頭さんとプロジェクト保津川チームは持参した脚立で川の中へ。

ここで嬉しい驚き一つ目。

ゴミが少ないんです!いや、もちろんゼロではありませんし、ちょっと草むらを覗けばたくさんのごみがあります。ほかにも電気カーペットや自動車のバッテリーやタイヤ、自転車といった大物ももちろん?ありました。ちょっと前に大雨で増水して、ごみが流されたこともあるとは思いますが、それでも以前に比べたらその量は雲泥の差。

1月に行った定例清掃会の比ではありません。

やっぱり、川をきれいにすると、ごみも捨てられにくくなるのでしょうか。あるいは、こうしてみんなで掃除している姿を見せることも大事なのでしょうか。嬉しい誤算です。

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上から見たらコンクリ張りの味気ない川も、下に降りてみるとそれなりに?風情があるじゃないですか。水も依然と比べたらとてもきれいになっています。

ここで嬉しい驚き2つ目。

ちょっと前までは魚一匹いませんでしたが、たくさんのフナやカワムツ(まあ、汚れには強い魚たちですが)、カワニナ、ザリガニ、そしてスジエビたちもたくさんいました。

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コンクリブロックに引っかかっていた電気カーペット(笑)を引っこ抜くと、そこからはサワガニまで。思わず船頭さんと一緒に、捕まえてしまいました!たくさんの卵を抱えたお母さんガニでしたよ。

かつては「死んでいた」西川も、確実に綺麗になってきているんだ、と嬉しくなりました!ここで夏休みに自然観察会したら楽しいだろうな~!と夢は膨らみます。

今の川の様子からは信じられませんが、昔はみんなこの川で泳ぎ、鮎もウナギもはるばる海から上ってきて、今では天然記念物になってしまったアユモドキだってごく普通に居たよ、と年配の方はおっしゃいます。そんな西川が戻ってくるのも、夢じゃないですね!

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堤防上では住民のみなさんが鎌を手に、草を丁寧に刈り取っておられました。なんと、この下流の方では、交通規制までおこなって(もちろん警察の許可を得て)盛大に?草刈りが行われていたとか。住民のみなさんのパワー恐るべし、です!

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この西川で進められている自然再生プロジェクトは「“せせらぎ”と“水辺の小径”プロジェクト」という素敵な名前がつけられています。

管理者である京都府南丹土木事務所と、地元自治会やNPOの協働で進められていて、先日は遊歩道も完成しました。

園児ら遊歩道を通り初め 亀岡の西川沿い

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 京都府亀岡市篠町の西川沿いの遊歩道工事が完了し、28日に記念式典があった。晴天の下、同町自治会や近くの東部保育所の園児が通り初めを行い、新しい道の完成を喜んだ。

 遊歩道は西川橋から野条大橋までの560メートル。朝夕、つつじケ丘などからJR馬堀駅へ向かう自動車が多く歩行者が危険だったため、自治会などが府に整備を要望していた。

府と自治会、NPO法人が水辺整備などに取り組む「西川再生プロジェクト」の一環。従来の道路の対岸をアスファルト舗装して幅2.5メートルの道路を作り、生け垣を設けた。
 式典では牧野吉明自治会長が「これから年3回ほど道や川の掃除を行い、管理していきたい」とあいさつ。くす玉を割り、乾杯で祝った。続いて通り初めでは、子どもたちを先頭に出席者たちが川を眺めながら、ゆっくりと遊歩道を歩いた。

(京都新聞 6月29日)

子供たちにとって、夢いっぱいの西川を、みなさんと一緒に創り上げていきたいですね!

ところが・・・。

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残念なことに、こうした取り組みが下流域で進む一方で、上流部の「牧田川」では、大規模な宅地造成にともなって、昔ながらの小川の風景が失われ、ご覧のようにコンクリ3面張りの川になってしまいました。

こうした工事が行われた背景は、治水や利水など、複雑な事情があるのですが、それにしても今時珍しい、鏡のような3面張りのコンクリ護岸です。

いろんな人が集うことのできる河川空間、その実現は簡単にはいきませんが、関係者のみなさんとしっかりした議論を重ね、私たちも一緒に考えることで、いい川を創りあげたいと思っています。

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