プロジェクト保津川

大雨 その後(2)

2010/07/17

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今日は朝から気持良い青空が広がっています。梅雨明け宣言も出されたようですが、やっと水が引き始めた今日の保津川です。

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1枚目の写真は、保津川下り乗船場の向かいの河原です。普段は舟がたくさん係留されている“舟溜まり”ですが、そこも決壊してしまっています。それでは舟はどうなったのか、というと少し離れた高い場所、いつも清掃会の時に集合場所にしている場所に避難させられています。

川の水が引きそうにない、ということで、14日の昼間に船頭さん達が舟をぜんぶ陸上に引き上げておかれたそうです。

今回の大雨では、保津川にもいろいろ被害があったようで、その様子は船頭さんのブログに紹介されています。

保津川下り船頭ブログ

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さて、乗船場向かいの舟溜まりには、全部で63艘の舟があり、緊急の舟上げを行うときは、普段、嵐山から舟を輸送しているトラック会社のトラック数台に舟を積んで、舟溜まりと避難場所の間をなんと32往復して運ぶという気の遠くなる様な作業が有るそうです。

この舟守の仕事は、船頭さん達の間で交代の当番制であたられているのですが、緊急事態となれば真夜中だろうが、どんなに強い雨が降っていようが召集のかかる大変なお仕事なんだそうです。

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今日は所用で上流の日吉町にこのあと行ったのですが、かつての舟運の湊の、いちばん上流だったといわれる小道津(ことづ)も御覧のように増水し、水も土色でした。

この場所は日吉ダムの直下なのですが、少し気になったのが、ダム湖の水はこんな色ではなく、それほど濁ってはいないことでした。それがダムから放水される水は写真のような色。近くの電光掲示板には「日吉ダムゲート放水中」とありましたが、たまった土砂の排砂も同時に行われていたのかもしれません。

ダムが出来て以降、確かに洪水や大渇水は減りましたが、一方で水につかった後の岩が、細かい泥が乾いて白くなっていたり、川底の石の間も細かい砂がぎっしりつまってしまって、そのことが魚の住みかを奪っているのではないか、という心配もされています。

洪水は困ったものだけれど、それを防ぐことで別の困った問題も起こってしまう。なかなか川との付き合い方も難しいものですね。

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