プロジェクト保津川

保津川上り?

2008/07/06

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京都から亀岡へとつながる国道9号線をクルマで走っていると、しばしば舟を積んだトラックに出会います。週末などは、次から次へとやってくる、この道路を「走る舟」。初めてご覧になった方は、その巨大な姿に恐らく「???」と目を丸くされるのではないでしょうか?

そう、この舟は、亀岡から嵐山まで下った保津川下りの舟です。エンジンなどの動力を積んでいない保津川下りの舟は、川を下ったあと、どうにかして上
流の亀岡まで引き返さないといけません。かつて、昭和23年までは船頭さんたちが舟を綱で引っ張って亀岡まで戻られました(!)。そして戦後、国道が整備
されてからは、ご覧のようにトラックに3艘ごとに積んで亀岡まで舟を運んでいます。(ちなみに船頭さんはJR山陰本線で亀岡まで戻られます)

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嵐山を訪れたことのある方は分かるかと思いますが、あの一帯は非常に道が細く、そこを観光バスほどの長さのある舟をトラックに積んで出入りする、船頭さんの棹さばきに勝るとも劣らない、隠れた職人技をかいま見ることが出来ます。

細~い物集女街道や、クネクネと曲がりくねった老いの坂峠も上手に運転されるトラックの運転手さんの腕前も見事なものです。しかし、亀岡の人には昔からおなじみのこの風景も、他所から来られた方には、かなり新鮮?衝撃?の風景のようですね。

機会をあらためて、かつて舟を引っ張って上がった「綱道」や、現代の「綱道」ともいうべき、トラックのお話も紹介したいと思っています。

プロジェクト保津川 原田

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