プロジェクト保津川

「ストップ!ザ・外来魚」が実施されました

2008/05/27

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先日(5/24(土))、保津川下りの係留場で「ストップ!ザ・外来魚」というブラックバスやブルーギルなどの外来魚の駆除イベントが開催されました。

このイベントは亀岡市と保津川漁業組合によって実施されています。また、この日のイベントは、プロジェクト保津川も講師派遣などで協力している亀岡市地球環境こども村による「自然の楽園で遊ぼうよ川コース バスバスターズ」もあわせて実施されました。

各地の河川や湖沼同様、保津川でもブラックバスやブルーギルが毎年増え続けていて、保津川名物のアユ漁にも大きな被害を及ぼしています。特に漁業組合では毎年この時期に鮎の放流も行なっていることから、市と協同で鮎の稚魚を外来魚から守る活動として実施されています。

イベントは前日から一晩、係留場に仕掛けを設置し外来魚を捕獲、参加者に実物のバスを実際に触れてもらうことで外来魚の知識とその問題点を学んでいくというもの。

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その日の仕掛けには50cmもある大きなブラックバスが4匹も掛かっていたそうです。ほかにも仕掛けを察知して卵を守ろうと母親らしきブラックバスが水辺を警戒しながら泳いでいるのも目撃しました。

係留場だけでも相当の数のブラックバスが生息している様です。

保津川には日本の川でも2箇所しか生息していない、絶滅が危惧されている希少種“アユモドキ”が生息している貴重な川なので、外来魚問題は特に緊急に取り組まなくてはならい活動です。

このようなイベントが地域の人達、特に子供達に外来魚の正しい知識と生態系を乱すことの問題点への理解を深め、地元の川に生きる魚を守る意識を高める活動につながって欲しいものです。

ブラックバスなど外来魚問題は“釣り”という人間の楽しみという視点だけで輸入され、古来からその河川に生きてきた生物の生態系を乱すという、れっきとした「環境破壊」です。

在来魚たちは今、河川開発事業で生息域を奪われ、ここでも密放流で侵入してきたブラックバスなど外来魚によって生存自体を脅かされている現実があります。

しかし!間違ってはならないのは、駆除される外来魚が悪いのではなく、生態系の破壊への責任を問われるのは密放流した人間にあるのです!「ストップ!ザ・外来魚」の問題の本質は人間にあるという理解が何よりも大切なことだと、仕掛けに捕われ暴れるバスの姿をみて感じた次第です。

プロジェクト保津川 豊田

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