2017/12/06

嵐山に半世紀ぶりに大筏が甦ります!(12/17)

12月17日(日)、嵐山に半世紀ぶりに保津川の伝統の筏の姿が甦ります!

プロジェクト保津川では、亀岡市文化資料館など流域のみなさんとともに「京筏組」(保津川筏復活プロジェクト連絡協議会)を設立し、京の都を千年以上に渡って支えながらも、半世紀前に途絶えた筏(いかだ)流しの復活に取り組んでいます。

その一環として、今年度は、嵐山に半世紀ぶりに保津川の筏の本来の姿である、12連の筏を浮かべることに取り組んでいます。

本来の筏の姿である12連の大筏(全長50メートル)を、伝統的技法により組み上げ、千鳥ヶ淵〜渡月橋上流にて、昔ながらの筏流しの様子を再現します。

なお、筏流し実演後は一般市民向けの見学と写真撮影会を行います。

上の写真は明治〜大正期の嵐山の様子です。保津峡を下ってきた筏は臨川寺前の「浜」に並べられ、ここから西高瀬川を通って京都の街中や、さらに下流の大阪へ運ばれました。

おなじみの渡月橋の100年前の風景です。丹波の山々から運ばれてきた木が一面を覆うように浮かんでいます。筏の上を歩いて、向こう岸まで渡れたとも聞きます。

(上の画像をクリックするとチラシを印刷できます)

半世紀ぶりに嵐山に甦る大筏を見て、触れて、嵐山と保津川の壮大な筏の歴史を感じてください。

とき:平成29年12月17日
場所:嵐山・渡月橋上流
参加費:無料

当日のスケジュールは、次の通りです。

午前中:渡月橋上流左岸、嵐山通船北浜(保津川下り着船場下流)にて筏組みの実演。
*組み上げた筏は、順次上流の千鳥ヶ淵に引き上げ、12連筏(約50m)に連結します。

午後2時ごろ 千鳥ヶ淵(星のや付近)より筏流しの実演

午後3時ごろ 琴ヶ瀬茶屋にて筏の展示

*雨天時の開催の可否、イベントの進行状況はツイッターにてご確認ください。アカウントは@kyoikadagumiです。

主催:京筏組(保津川筏復活プロジェクト連絡協議会)、京都学園大学民俗学研究室、NPO法人プロジェクト保津川

後援:(一社)京都府木材組合連合会、京北銘木生産協同組合、京北森林組合

協力:嵐山保勝会、嵐山通船株式会社、琴ヶ瀬茶屋、星のや京都、京都府立林業大学校、保津川遊船企業組合

助成:京都市右京区まちづくり支援制度交付金、京都府地域力再生プロジェクト支援事業交付金、平和堂財団環境保全活動助成事業「夏原グラント」

問い合わせ先:京都学園大学民俗学研究室 folklore@kyotogakuen.ac.jp

 

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