2011/03/04

西川の自然再生工事、今日のようす

西川の自然再生工事、今日のようす
亀岡市篠町内を流れる保津川の支流、西川で進められている自然再生工事、西川“せせらぎ”と“水辺の小径”プロジェクト。
今日は農業用水が流れ落ちてくる場所の洗底を防ぐ工事が行われていました。
作業に当たられている方が、魚が隠れられる隙間のあるコンクリートブロックと、自然石を並べておられたのですが、これがまた大変な作業!
雪が舞う寒い中、川に入って、作業されているのですが、微妙な位置決めはみなさんで息をあわせて手作業で、石を並べられていました。
コンクリート張りになってしまっていた西川の自然再生、毎日私も楽しみに見ています。
ただ残念なこともいくつか。
川辺を散策されている多くの方が、いったいこの工事が何なのか、あまりご存知なく、ガードマンの方に質問されても、ガードマンの方も「さぁ??」と答えに窮しておられる場面に出くわすのも度々です。もちろん「地元住民」への説明や協議はきちんとなされているのですが、近くに住む人以外の「地元住民」へ、どのように説明し、理解を得てサポートしてもらうのか、なかなか難しく、また大事な問題です。
それともう一つは、上流の市が管理する区間では宅地開発に伴って昔ながらの自然護岸をコンクリート張りに改修していく、という何ともちぐはぐな工事が同時に行われていることです。
魚とりや蛍見物、かぶと虫やクワガタ取りに明け暮れた里山と小川の風景がどんどん失われていくのは寂しいものがあります。
人口が減っていく時代の中で、亀岡という町にたくさんの方が移ってきて下さるのはありがたいことですが、だからこそ自然豊かなまちの魅力を活かしたまちづくりを進めたいものですね。

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